砂魔女the Sand Witch
−砂礫のグリモワール−


オニュテス・パプスキン

・年齢52歳
・主属性:獣態属

 魔獣イリギネオスが人間の娘に生ませた【堕天の子】で、生まれつき、自らの体を獣へと変えてその力を得る【獣化】の力を持っている。
 ただし、それは潜在的な力でしかなく、現在の彼女はその力を発揮することができない。
 オニュテスの父イリギネオスは、彼女が生まれてから52年間、さして力を増やすでもなく、肉体的にも目立った成長を見せない娘を放置してきたが、魔界に移住することを望む人間――ハルストラが、そのための試練として魔女(女悪魔)を成長させることを命じられたのを知り、オニュテスの教育もその試練の一部に加えるよう、魔界の政庁に申し入れ、受理された。
 オニュテス自身はそのような経緯を気にするでもなく、無邪気な明るさでハルストラにまとわりついてくる。

「おーい、ハルストラ、ハルストラッ。今日は何するのーっ? とっとと終わらせてあそぼーよ」