カテル・ヤーナ・ エルダーマウント
・年齢39歳
・主属性:吸血属
3年間の仮封印刑を受け、それ以前の記憶を失っている魔女。
悪魔に心臓を捧げた半死人である通常の魔女と違い、彼女は自身が悪魔としての資質を秘めているため、便宜上【堕天の子】と呼ばれている。
潜在的な力はかなり高いレベルにあるはずなのだが、発揮できる力量だけで見るならば、現在の彼女は低級な妖魔よりも劣る存在である。
何があろうと表情を変えず、ほとんど口もきかず、彼女は淡々と日々を過ごしている。
自身に何が起ころうと、政庁から何を命じられようと、彼女は淡々とそれに向かうだけだ。
人間である状態のままで魔界に移住することを望む【堕天の子】――ハルストラの教育を受けるよう命じられたときも、彼女はただ黙ってうなずくだけだった。
「……よろしくおねがいします」
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